こんにちは。
「アラ還個人事業主のほぼ引きこもり日記」の雅栄(がえい)です。
世の中には「自宅オフィス」という言葉があります。
聞こえはいいのですが、だいたい現実とは一致しません。
一般的なイメージはこうでしょう。
・広いデスク
・大きなモニター
・観葉植物(なぜか元気)
一方、私の現実はこうです。
・畳
・こたつ
・段ボール
……もう少し、夢を見た方がよかったのかもしれません。
私の職場は「六畳の静かな戦場」
私の仕事場は、かつて「客間」と呼ばれていた畳の六畳間です。
現在は正式名称「秘密基地」となっています。
畳というのは不思議なもので、
座っただけで人を怠け者の姿勢に導く力があります。
フローリングのようにシャキッとはできません。
代わりに、心が先に横になります。
主役はこたつ。そして無名の段ボール
仕事用デスクはありません。
私は一年中、こたつテーブルを使っています。
その上には最新のPCスタンド……ではなく、
名もなき段ボール箱が鎮座しています。
高さがちょうどいいのです。
あまりにも、ちょうどいいのです。
「とりあえず置いてみよう」と思ってから、
気づけば3年が経過していました。
もうこれは仮設ではありません。
常設です。
椅子はマッサージチェア。
仕事をしながら肩も揉めるという、
堕落にかなり前向きな設計となっています。
快適すぎて、少し怖い装備たち
引きこもりにとって、環境は命です。
私の相棒をご紹介しましょう。
・電気ポット(実質暖房)
・加湿器(喉より心を守る)
・空気清浄機(空気が悪いとやる気も曇る)
・ルンバ(掃除という概念を消してくれる)
もはやこれは家電ではなく、
私を働かせすぎないための安全装置です。
この環境、実はかなり「ずるい」
正直に言いましょう。
この環境、働くには少し怠惰すぎます。
リラックスしすぎて、眠くなるのです。
でも、不思議なことに——。
人は緊張しすぎても動けない。
そして、緩みすぎても眠る。
私は、ちょうどその中間で、
なんとか毎日をやり過ごしています。
最後にひとつ、大事な話
立派なデスクはなくてもいい。
最新ガジェットがなくてもいい。
大切なのは、
「自分が一番長くいられる場所」を作ることです。
畳でもいい。
こたつでもいい。
段ボールでもいい。
誰に見せるわけでもない場所なら、
自分に優しい作り方でいいのです。
私は今日も、
この秘密基地で、真面目に働いています。
たぶん、ですが。


