こんにちは。
「アラ還個人事業主のほぼ引きこもり日記」の雅栄(がえい)です。
自宅で仕事をするようになって、
時間の管理は、すべて自分任せになりました。
誰も始業時間を決めてくれません。
誰も終業時間を止めてくれません。
自由です。
その代わり、放っておくと仕事はいくらでも増えます。
企画を考えていたら夕方。
メールを書いていたら夜。
「今日はまあ、ここまでにしておこう」と思った時点で、
だいたい手遅れです。
年齢のせいにしたくはありませんが、
若い頃のように、気合いと根性で乗り切れる感じもしない。
そんな私の仕事を、
思いのほか現実的に助けてくれたのが、仕事のデキる相棒でした。
相棒は、人間ではありません
その相棒とは、
Googleの Gemini と、
Microsoftの Copilot です。
アラ還が生成AI。
文字にすると、少し違和感があります。
正直に言えば、最初は距離を置いていました。
新しい技術というものは、
たいてい「そのうち」で終わるからです。
ところが、使ってみると、
これが意外に話が早い。
気難しくもなく、
機嫌も悪くならず、
同じ質問を何度しても文句を言わない。
なかなか優秀な秘書です。
企画は、まずAIに投げてみる
私の仕事の中心は、研修企画です。
つまり、考える仕事。
これが一番、時間を食います。
そこで最近は、
まずAIに投げます。
「〇〇業界で、△△の課題を解決する研修案を考えて」
すると、
それなりに筋の通った案が、あっさり返ってきます。
完璧ではありません。
むしろ、そのままでは使えません。
でも、
白紙よりは、ずっとましです。
ゼロから考えるより、
「直す」ほうが、圧倒的に楽。
結果として、
企画にかかる時間は、体感で半分以下になりました。
文章は、整えるだけで疲れない
提案資料やメールも、AIに見せます。
・回りくどい表現
・固すぎる言い回し
・説明過多な一文
そういった部分を、
淡々と直してくれる。
人に頼むと、少し気を使う作業です。
AI相手なら、その必要はありません。
結果、
「ちゃんとした文章」が、
「それなりの速さ」で仕上がる。
個人事業主にとって、
これは地味ですが、かなり助かります。
調べ物は、まず聞いてから考える
業界の動きや、最近の話題も、
まずAIに聞きます。
もちろん、
全部を信じるわけではありません。
ただ、
調べ物の入口としては、十分すぎるほど。
以前のように、
検索結果の海をさまよう時間は、ほとんどなくなりました。
人見知りには、最高の相談相手
メールの文面や、
プレゼンの構成に迷った時。
そんな時も、AIに聞きます。
「もう少し柔らかく言うと?」
「ここ、削るならどこ?」
人間相手だと、
「こんなこと聞いていいのかな」と思う場面でも、
AIは気にしません。
何度でも付き合ってくれる。
実に都合のいい存在です。
AIは秘書。決めるのは、こちら側
生成AIを使うようになって、
仕事は確実に楽になりました。
残業という言葉も、
だいぶ縁遠くなりました。
ただし、
ひとつだけ、はっきりしています。
AIは、考える材料を出すだけ。
それが正しいかどうかを決めるのは、人間です。
相手の会社の空気や、
担当者の温度感。
そういうものは、
まだAIには分かりません。
そこをつなぐのが、
今の私の役目なのだろうと思っています。
アラ還と生成AI、悪くない関係
新しい技術は、若い人のもの。
そんな思い込みがありました。
でも、どうやら違うようです。
今の生成AIは、
検索エンジンに話しかける感覚で使えます。
特別な知識も、
難しい操作も、ほとんどいりません。
今日も私は、
自宅の机で、
少し古いパソコンを開き、
AIに助けられながら仕事をしています。
このやり方、
今のところ、特に不満はありません。
しばらくは、
この相棒たちと一緒にやっていくつもりです。


