こんにちは。
「アラ還個人事業主のほぼ引きこもり日記」の雅栄（がえい）です。
ほぼ引きこもり個人事業主という生活をしていると、よくこう言われます。
「時間、自由でいいですね」
ええ、たしかに自由です。
驚くほど自由です。
働く時間も、場所も、基本的には自分で決められる。
目覚まし時計に追い立てられることもなく、満員電車に押し込まれることもありません。
──ただし。
この「自由」には、もれなく一人の厄介な同伴者がついてきます。
名前を、先延ばし癖といいます。
長年の悪友です。
縁を切ろうにも、なかなか離れてくれません。
今回は、そんな自由と悪友に挟まれながら生きている、
ほぼ引きこもりアラ還個人事業主の、
リアルな時間管理と静かな戦いについてお話しします。
完璧な方法論は出てきません。
でも、たぶん、これが私の正直な日常です。
私の「ほぼ引きこもり」仕事ルーティン
――午前集中、午後は半分夢の中
自宅仕事の日の私の一日は、だいたいこんな感じです。
朝はわりと早めに起きます。
散歩がてら、昼食の買い出しにコンビニへ。
往復30分ほど。
戻ってきたら、8時半。
遅くとも9時には仕事モードに入ります。
この午前中が勝負です。
やるべきことは、できるだけ午前中に片づける。
昼までに終われば理想的。
終わらなくても、午後5時には一度区切る。
「今日はここまで。続きは明日」
そう言って、あっさり切り上げます。
粘りすぎると、翌日が地獄になることを、私はよく知っています。
仕事が昼で終わった日は、午後は自由時間。
YouTubeを見たり、本を読んだり、
カフェインレスコーヒーをすすりながら、のんびり過ごします。
就寝時間は早め。
遅くとも21時、外仕事の前日は20時には布団に入ります。
睡眠は8〜10時間。
これは、私にとって何より大事な仕事です。
もっとも、断酒して睡眠の質は上がったはずなのに、
最近は夜中にトイレで起こされる回数が増えました。
「年齢かな……」
「いや、カフェインレスコーヒーの飲みすぎか……」
そんなことを考えながら、再び布団にもぐり込むのも、
アラ還の日常です。
長年の友人「先延ばし癖」との、終わらない戦い
さて、問題はここからです。
私の時間管理が、なぜ完璧にならないのか。
理由は単純です。
私は、先延ばしできるものは、徹底的に先延ばしする人間なのです。
特に苦手なのは、こんな仕事。
・社員研修の講義資料づくり
（完璧を目指した瞬間、手が止まる）
・お客様への電話連絡
（できればメールで済ませたい）
・商談のクロージング
（営業として致命的な苦手分野）
「あとでやろう」
「今日は頭が回らない」
「もう少し考えてから」
そうこうしているうちに、日が暮れます。
一応、対策もしました。
ビジネス手帳に、やることリストを書いたりもしました。
……が、
リストを書いた安心感で、先延ばしすることも多々あります。
もしAIに
「先延ばし癖を叱ってくれる機能」
「重い腰をそっと持ち上げてくれる機能」
があるなら、ぜひ導入したいところです。
完璧じゃない。でも、どうにか付き合う
私の時間管理は、専門家が見たら首をかしげるかもしれません。
でも、これが現実です。
完璧な自己管理はできない。
先延ばし癖も、たぶん一生なくならない。
だから私は、こう考えることにしました。
「どうにかこうにか、付き合っていこう」
最初の一歩だけ踏み出す。
集中する時間と、休む時間を分ける。
そして何より、「完璧じゃなくてもいい」と自分を許す。
それだけで、日々は案外、回っていきます。
「こんな私でも、何とか今日も生きている。」
時間の自由と、長年の悪友に振り回されながら、
それでも仕事を続けている。
これは、ほぼ引きこもりアラ還個人事業主の、
静かで、ちょっと情けない、
けれど現実的な闘いの記録なのです。
