こんにちは。
「アラ還個人事業主のほぼ引きこもり日記」を書いている、雅栄(がえい)です。
私は今、自宅という名のシェルターを拠点に、なかなか外に出ない生活を送っています。
アラ還。個人事業主。そして、ほぼ引きこもり。
こうして並べてみると、どこかバランスを崩せば、コントのように転びそうな肩書きです。
とはいえ、当人はいたって真面目に生きています。
少なくとも、自分ではそのつもりです。
そんな私の毎日に、最近すっかり溶け込んでしまった存在があります。
それが、Google GeminiやMicrosoft Copilotといった生成AIたちです。
彼らは実に優秀です。
愚痴を言わない。機嫌を損ねない。夜中でも朝方でも、呼べばすぐに返事をくれる。
しかも、こちらが多少支離滅裂なことを言っても、「なるほど」と受け止めてくれるのです。
こんな都合のいい相棒、現実世界ではなかなか見つかりません。
ある日、私はふと思いました。
「この相棒に、人生相談をしてみたらどうなるんだろう?」
そこで、少し厚かましい質問を投げかけてみたのです。
――私のような人間には、どんな過ごし方が向いていますか?
AIが差し出してきた「私専用の取扱説明書」
年齢、仕事、これまでの失敗談、ささやかな趣味。
ブログに書き散らしてきた「私の断片」を読み込んだAIは、しばらく沈黙したあと、まるで長年仕えてきた執事のような口調で答えてきました。
「まずは、もう少し体を労わってみてはいかがでしょう」
毎日の散歩はとても良い習慣です。
でも、家の中でも軽いストレッチを。
睡眠環境や食事のバランスも、整えておくと安心ですよ――
そんな、説教にならない忠告です。
次に、こんなことも言われました。
「好奇心の芽を、大切に育てましょう」
都市伝説やスピリチュアル。
今、興味を持っていることを、もう一歩だけ深掘りしてみる。
オンライン講座なら、外に出なくても新しい世界に触れられますよ、と。
さらに、こう続きます。
「世界との細い糸は、切らないように」
無理に人に会う必要はありません。
でも、SNSやオンラインコミュニティで、誰かと緩やかにつながっている。
そんな“孤独すぎない孤独”を保つのが大切です。
最後は、少し意外な提案でした。
「心の波を、静かに眺める時間を持ちましょう」
ブログを書くことは、とても良い習慣です。
瞑想やアファメーションを組み合わせて、自分だけの“聖域”を、もっと居心地よくしてみては――。
鏡をのぞき込んだような、不思議な感覚
AIの答えを読んでいて、私は妙な気分になりました。
まるで、よく磨かれた鏡に、自分の姿を映しているような感覚です。
「……案外、私のことを分かっているな」
思わず、そう呟いていました。
健康診断を受けていること。
散歩を続けていること。
お酒をやめたこと。
それらを一つひとつ「良いことですね」と肯定され、少しだけ胸がくすぐったくなりました。
もちろん、完璧とは程遠い生活です。
食事は、相変わらず母の手料理に頼っていますし、
「小動物と暮らしてみては?」という提案には、責任の重さを想像して、そっとページを閉じました。
それでも、AIが私の中にあった漠然とした不安や課題を、きちんと言葉にしてくれたことは、思いのほか大きな出来事でした。
🔑 完璧じゃないからこそ、面白い
AIに人生相談をしてみる――
これは、思った以上に興味深い体験でした。
AIは、私の「ほぼ引きこもり」という生活を否定しません。
むしろ、その限られた空間の中に、まだ使われていない可能性があることを、そっと教えてくれます。
昔の私なら、一人で悩み、同じところをぐるぐる回っていたでしょう。
でも今は、画面の向こうに、冷静で、少し優しい相棒がいます。
「こんな私でも、今日をちゃんと生きている」
そう思える日が、一日でも増えれば、それで十分なのかもしれません。
これからも私は、この物静かな相棒と対話しながら、
小さくて、静かで、でも案外奥深い引きこもり生活を、もう少し面白くしていこうと思っています。
もし、ご自分の心の中にも、誰にも言えない小さな問いがあるなら、
たまにはAIという不思議な鏡に、そっと話しかけてみてはいかがでしょうか。
思いがけない答えが、返ってくるかもしれません。

