「好き」じゃなくても、逃げられない。アラ還が挑むWEBマーケティング

働き方
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こんにちは。
「アラ還個人事業主のほぼ引きこもり日記」の雅栄(がえい)です。

以前の記事で、私はこんな話を書きました。
――どうやら私は、「これが好きでたまらない」ことを仕事にできないらしい。

若い頃なら、少し寂しい結論だったかもしれません。
でもアラ還になった今は、「まあ、そういう人間もいる」と、わりと穏やかに受け止めています。

ただし。
だからといって、学ばなくていいわけではありませんでした。

むしろ逆で、私は今もせっせと学び直しています。
その原動力は、「好き」ではなく、もっと地味なもの――
「知りたい」と「逃げられない」、この二つです。

なぜ今、WEBマーケティングという「面倒」に手を出したのか

最近、私が力を入れているのがWEBマーケティングです。
ブログ、YouTube、情報発信。
正直に言えば、決してワクワクする分野ではありません。

どちらかと言えば、
「面倒だなあ」
「できれば避けたいなあ」
という気持ちのほうが先に立ちます。

それでも学ぶ理由は、はっきりしています。

時代はもう、インターネット抜きでは話が進みません。
個人事業主として仕事を続ける以上、
「知らない」では済まされない場所に来てしまったのです。

社員研修の企画や提案営業をしていても、
ブログや動画の知識があるかないかで、話の深さがまるで違います。
そして、将来もし本格的に独立し、合同会社を立ち上げるなら――
なおさら、避けては通れません。

好きじゃない。
でも、必要。
だから学ぶ。

この割り切り方ができるようになったのも、
たぶん、年を重ねたおかげでしょう。

私の学習法は、地味に「本」と「ジャズピアノ」

学習方法は、驚くほど地味です。
オンライン講座もありますが、私の中心は書籍。
本屋で背表紙を眺め、
「この人、信用できそうだな」
と感じたものを手に取ります。

そして、もう一つ欠かせないのが、ジャズピアノのBGM。

YouTubeで流れる、淡々としたピアノの音。
主張しすぎず、でも無音でもない。
その曖昧さが、私にはちょうどいいのです。

静かすぎると、余計なことを考え始めてしまう。
騒がしいと、集中できない。
ジャズピアノは、その中間にいます。

まるで、
「ほら、ちゃんと読みなさい」
と、背中をそっと押してくれるような存在です。

学びは、ある日ふと「線になる」

学んだからといって、
翌日から仕事が劇的に変わるわけではありません。

でも、確実に変わっていることがあります。

業務委託先のHPでブログを書くとき。
YouTube動画をアップするとき。
「なぜ、ここで離脱されるのか」
「どうすれば、最後まで読んでもらえるのか」

以前なら気づかなかった点が、自然と目に入るようになりました。

若い頃のように、何でも一気に覚えられるわけではありません。
その代わり、これまでの経験があります。

知識が、経験と結びつく。
点だったものが、線になる。
この感覚は、アラ還になってからの特権かもしれません。

「好き」じゃなくても、前に進める

正直に言えば、
「まさかこの歳でWEBマーケティングを学ぶとは」
と思っています。

でも同時に、
「まだ、できることはあるらしい」
とも感じています。

好きじゃなくてもいい。
情熱がなくてもいい。
逃げられない現実と、ほんの少しの好奇心があれば、人は前に進める。

「こんな私でも、何とか今日も生きている。」

WEBマーケティングへの挑戦は、
私にとって、生き延びるための静かな実験のようなものです。
結果はまだ分かりません。
でも今のところ――それで困ることは、なさそうです。

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