アラ還独身男性、定年後の生活をどう考える? ~年金と資産運用について~

お金・将来設計
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こんにちは!
「アラ還個人事業主のほぼ引きこもり日記」の雅栄です。

私のブログでは、アラ還となった私のリアルな日常や、個人事業主としての働き方についてお話ししています。人生も後半戦に差し掛かり、避けて通れないテーマの一つに、定年後の生活、そしてそれを支えるお金の問題があります。

特に、私のような独身個人事業主の場合、会社員のような定年退職金や、家族がいることによる生活設計の柔軟性といったものが期待できない分、より現実的に、そして真剣に考えなければならない課題だと感じています。年金だけでは心許ない、という漠然とした不安ももちろんあります。

今回は、そんな私が定年後の生活、特に年金と資産運用についてどのように考え、そして具体的にどのような資産形成を行っているのかについて、私のこれまでの経験を交えてお話ししたいと思います。

借金から始まった私の資産形成ストーリー

私が資産運用というものに関心を持つようになったのは、遅ればせながら40代後半になってからのことです。そのきっかけは、決してポジティブなものではありませんでした。

実は、私は1社目のサラリーマン時代に、馬鹿みたいに借金(何枚かのカードローンで数百万円)を重ねていた過去があります。その借金返済に、親のお金まで借りるという情けない状況でした。

借金返済の日々を経て、ようやく1社目時代の借金がゼロに近づいてきた頃、私は本多静六翁が書か『私の財産告白』という本に出会いました。そこで紹介されていた“4分の1貯金法”を知り、衝撃を受けました(衝撃、は言い過ぎかな・・)。

そこから私の資産形成ストーリーが始まります。借金体質から貯金体質へと変わるべく、“4分の1貯金法”を自分なりにアレンジし、毎月のお給料の手取りの4分の3で生活し、最低でも手取りの4分の1、できるときは半分近くを貯金するということを実践しました。

すると、嘘のように徐々に貯金が増え始めました。

投資ド素人が「暴落はバーゲンセール」と思えるまで

ある程度貯金ができたところで、次に考えたのが「貯めているだけではお金は増えない」ということ。そこで、投資信託を始めることにしました(まだ、つみたてNISAが始まる前のことです)。

最初は、株式型の投資信託なので、資産額が変動するたびに一喜一憂していました。損が出ているのを見ると、不安で夜も眠れない日もありました。

しかし、つみたてNISAが始まり、毎月3万円を積み立てるようになり、ドルコスト平均法の威力も知るにつれて、市場のボラティリティにも徐々に慣れていきました。特に、コロナショックや、その後のFRBの急激な利上げによる株価暴落を経験し、それでも買い付けを続けた結果、株価が高値に戻る前に含み益が出たという経験が、私に大きな学びを与えてくれました。

今では、投資中は多少の暴落であれば「これはバーゲンセールだ!」と思えるようにさえなりました(もちろん、解約する頃に暴落したら泣きますが…)。

つみたてNISAから新NISAへ移行し、現在(2025年)も毎月10万円をコツコツ積み立てています(貯金からも投資に回しています)。具体的な銘柄としては、全世界株式、全米株式、先進国株式といったインデックスファンドと、米国高配当株式、日本高配当株式といった高配当系のファンドに投資しています。長期・分散投資を基本方針としています。

還暦で完全リタイアという夢と、リタイア資金目標

私の人生における一番の夢は、還暦で完全リタイアすることです。合同会社設立も夢ですが、それよりもまずは、心穏やかに、そして経済的な不安なく日々を過ごせる状態になりたいと思っています。

そのためには、やはり一定の資産が必要です。私なりにシミュレーションした結果、還暦時点で最低でも3,000万円、65歳時点で最低でも2,000万円ないと、安心してリタイア生活を送るのは難しいと考えています。

正直なところ、今の資産額は、まだこのリタイア目標を達成できるレベルには届いていません。しかし、焦りすぎず、できる範囲で、そして何よりもコツコツと毎月の積立を続けることが、夢の実現に繋がると信じています。

個人事業主の収入の波と、お金のルール

個人事業主は、サラリーマンのように毎月決まった給料が入ってくるわけではありません。収入には波があります。そんな中で資産形成を続けるために、私は自分なりにお金に関するルールを決めています。

それは、原則、毎月の支出を15万円以下、できれば12万円以下に固定することです。スマホや家電の買い替えといった大きな支払いも、あえて分割払いにすることで、月々の支出を抑えるようにしています。

そして、1年間の合計で、必ず収入が支出を上回るように決めています。また、収入が多かった月は、その分を貯金や投資に回す、といった具合です。

このルールは、収入の波に対する不安を軽減し、資産形成を継続するための、私にとって重要な錨(いかり)の役割を果たしています。

お金は全てではない、でも、自由と安心のためには必要

過去の借金経験から、お金が全てではない、ということを強く感じています。お金で買えない価値(健康、心の平穏、人間関係など)があることを知っています。

しかし同時に、お金は将来の自由と安心を支える、非常に重要なものであるということも痛感しています。経済的な不安がないからこそ、自分の好きなように時間を使ったり、ほぼ引きこもりという自分のペースで生活したりすることができます。

私にとって、資産運用は単にお金を増やす手段というだけでなく、将来の自由と安心を自分で作り出すためのプロセスなのです。

アラ還になり、定年後の生活が現実味を帯びてきました。不安がないと言えば嘘になりますが、過去の経験から学び、今できることをコツコツと続けることで、夢である還暦リタイア、そしてその先の安心した老後生活を目指していきたいと思っています。

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