「締め切りがない」という拷問。ほぼ引きこもりが戦う「先延ばし」の正体

自己啓発・習慣
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こんにちは。
「アラ還個人事業主のほぼ引きこもり日記」の雅栄(がえい)です。

ほぼ引きこもり生活の最大の利点は、間違いなくストレスが激減したことです。
目覚ましに追われず、満員電車に押し込まれることもない。
心穏やかに一日を始められる。
これはもう、何ものにも代えがたい恩恵です。

ただし――
そんな平和な日常にも、ひとつだけ厄介な敵が潜んでいます。

それが、先延ばし癖です。

私は昔から、できることなら今日やらず、
できれば明日もやらず、
最終的には「やらなくて済む方法はないか」と考えてしまう人間でした。

サラリーマン時代は、締め切りと上司という名の監視装置がありました。
嫌でも、どこかでスイッチが入ったのです。

ところが今は違います。

個人事業主。
ほぼ引きこもり。
時間は自由。
視線がない。

先延ばし癖にとっては、まさに理想郷です。

なぜ「ほぼ引きこもり」は先延ばしを育てるのか

考えてみると、この生活は怠け者を育てるための温室のようなものです。

まず、時間が自由。
自由という言葉は美しいですが、「いつでもいい」は「今じゃなくていい」に変換されがちです。

次に、視線がない。
誰にも見られていないという事実は、驚くほど人を堕落させます。
サボっても、ダラけても、注意する人はいません。
唯一の証人は、自分自身だけです。

そして、オンとオフの境界線が曖昧。
仕事場と生活空間が同じなので、「ちょっと休憩」が
いつの間にか、立派な午後休暇に成長していることもあります。

私がよく先延ばしするもの

特に後回しになりやすいのは、
面倒な作業と、成果がすぐ見えないタスクです。

書類、経費、メール。
それから、新しい提案を考えるための“考える作業”。

さらに厄介なのが、「完璧にやろう」と思った瞬間です。
完璧を目指した途端、最初の一歩が重くなる。
結果、締め切り直前に慌てて手をつけ、
疲れ果てた状態で仕上げる――という、おなじみの流れになります。

それでも、付き合っていくしかない

この癖を完全に治そうとは、もう思っていません。
たぶん無理です。

だから私は、
「どうやって倒すか」ではなく、
「どうやって共存するか」を考えるようにしました。

最近意識しているのは、こんな戦術です。

・タスクは細かく刻む
・最初の5分だけやる
・終わったら小さなご褒美
・AIに進捗を聞かせる

どれも地味で、劇的な効果はありません。
でも、「何もしない」よりは、確実に前に進めます。

完璧じゃなくてもいい。
遅くてもいい。
止まらなければ、それで十分です。

「こんな私でも、何とか今日も生きている。」

締め切りのない拷問と、先延ばし癖との戦いは、
今日も静かに続いています。

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