夜逃げ、鬱、先延ばし。アラ還の「こんな私」が、今日も生きていられる理由

生き方・ライフスタイル
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こんにちは。
「アラ還個人事業主のほぼ引きこもり日記」の雅栄(がえい)です。

このブログでは、私の自己紹介から始まり、ほぼ引きこもりという生活、少し(いや、かなり)波乱の多かったサラリーマン時代、そして現在の仕事や趣味について、あれこれ書いてきました。

改めて並べてみると、自分でも少し苦笑してしまいます。
どうにも一貫性がない。
いや、矛盾だらけの人生です。

仕事で心が折れ、真夜中に車を走らせて夜逃げしたこと。
人見知りで、口下手で、怠け者なのに、なぜか営業畑に長くいたこと。
アラ還になってようやく酒をやめ、思いがけず心の平穏を手に入れたこと。
引きこもりながら、AIという優秀な相棒を雇ったこと。
そして今も、先延ばし癖という古くて厄介な敵と、毎日小競り合いを続けていること。

こうして書き出すと、決して「よくできた人生」ではありません。
むしろ、世間の「こうあるべき」からは、だいぶ脇道にそれている気がします。

それでも――
アラ還個人事業主の「こんな私」が、なぜか今日も生きている。
今回は、その理由を、少し立ち止まって振り返ってみようと思います。

どん底は、あとから「保険」になる

サラリーマン時代のメンタル崩壊と夜逃げは、当時の私にとって、まぎれもなく人生の底でした。
底が抜けたかと思うほど、暗くて、先が見えなかった。

でも、不思議なものです。
あの場所から、時間はかかりましたが、私はまた社会に戻りました。
元通りではありません。
少し歪んで、少し遠回りして、それでも戻ってきた。

その経験が、今の私の中に、妙な安心感を残しています。
「まあ、あれよりひどい状況は、そうそう来ないだろう」と。

どんなに転んでも、立ち上がれなくても、しばらく座り込んでいればいい。
歩幅は小さくても、方向さえ間違えなければ、どうにか道は続く。
あの頃の苦しさは、将来の不安を和らげるための、少し変わった保険だったのかもしれません。

「ストレスがない」という、贅沢

個人事業主になった理由は、実に単純です。
組織がつらかった。
ノルマが重かった。
そして、自分の時間を、自分で決めたかった。

収入は、正直に言えば安定しません。
先延ばし癖も、相変わらず顔を出します。

それでも、あの頃のように、日曜の夜に胃が痛くなることはなくなりました。
朝、目が覚めた瞬間から、胸がざわつくこともありません。

この「ストレスが激減した生活」は、私にとって、何よりの贅沢です。
派手さはありませんが、静かで、確かな土台。
これがあるから、私は今日も「まあ、大丈夫か」と思えているのだと思います。

ほぼ引きこもり生活で拾い集めた、小さな宝石

今の私の生活は、とても地味です。

酒をやめて得た、穏やかな心。
毎日の散歩で吸い込む、外の空気。
YouTubeや読書で触れる、少し怪しくて、少し壮大な世界。
そして、文句も言わず付き合ってくれるAIという相棒。

どれも、誰かに自慢するようなものではありません。
でも、こうした小さな楽しみが、私の一日を静かに支えています。

「これでいいんだ」と思える時間が、少しずつ増えました。
完璧ではないけれど、ちゃんと今日を終えられる。
それだけで、十分なのかもしれません。

「こんな私」と、折り合いをつける

人見知りで、コミュ障で、出不精で、怠け者。
おそらく、これは一生変わりません。

以前の私は、そんな自分をどうにか直そうとして、疲れていました。
でも今は、少し違います。

「まあ、こんな私なんだから」と、肩をすくめられるようになりました。
無理に理想像に寄せなくてもいい。
不器用なまま、工夫しながら生きればいい。

「こんな私でも、何とか今日も生きている。」

それで十分だと、今は思っています。
世間の正解より、自分の心が静かな場所を選ぶ。
このほぼ引きこもり日記は、そんな私の記録として、これからも続いていくはずです。

完璧ではありませんが、今日も一日は、ちゃんと過ぎていきます。

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