ロング缶6本の「至福」を手放した先に。亡き同僚の背中と、断酒5年目で見えてきた新しい景色

健康・習慣
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こんにちは!
朝の光を、澄んだ心で受け止める喜びを噛み締めている、雅栄(がえい)です。

アラ還という年齢を迎え、これからの人生をどう健やかに歩んでいくか。その問いに対する私なりの答えの一つが断酒でした。

かつての私は、週末になればビールやチューハイのロング缶を何本も空け、画面の中の世界に没頭することを至福の時と信じて疑いませんでした。しかし2022年、ある出来事をきっかけにその習慣を手放したとき、私の心には不思議な、そして劇的な変化が訪れました。

今回は、私がなぜお酒を断つことを決めたのか。そして、それが私のメンタルにどのようなデトックス効果をもたらしたのかについて、少し正直にお話ししてみたいと思います。

娯楽としての酒、そして訪れた転機

以前の私は、相当な飲み手でした。平日は仕事のストレスを流し込むために。そして土日ともなれば、朝から缶ビールと缶チューハイを計6本、すべてロング缶で空けるのがルーティン。おつまみを並べ、サブスクのドラマに没頭する時間は、何物にも代えがたい最高の娯楽でした。

そんな私の背中を強引に押したのは、重なった二つの出来事です。

一つは、健康診断の数字。160/100を超える高血圧は、無視できない警告でした。 そしてもう一つ、私の心に深く刻まれたのは、親しい同僚の急逝です。

私より4つ上で、一足先に個人事業主として歩み出していた彼。私の今の働き方は、実は彼がモデルでした。いつか一緒に面白い仕事を……そんな夢想は、彼の心臓の病によって、青天の霹靂のごとく断ち切られてしまったのです。彼の不在は、「生きるために、健やかであらねばならない」という覚悟を私に突きつけました。

「心のデトックス」――余計なものが削ぎ落とされる感覚

断酒を始めて驚いたのは、身体よりも先にに変化が現れたことでした。

以前は、酒による一時的な高揚のあと、決まって深い落ち込みやイライラがやってきました。土日を自堕落に過ごす自分への、言いようのない罪悪感。しかし、お酒を辞めてからは、そんな感情の濁りがスーッと消えていったのです。

私が実感している心のデトックスには、こんな変化があります。

  • 感情が凪(なぎ)になる: ちょっとしたことで怒らなくなり、穏やかな時間が増えました。
  • 一晩寝れば、立ち直れる: 以前はずっと引きずっていた悩みも、翌朝には「よし、やろう」と切り替えられるようになりました。
  • 「今」に集中できる: 睡眠の質が劇的に上がり、日中の眠気が消えたことで、仕事への集中力が格段に高まりました。

お酒は不安を忘れさせてくれますが、同時に、自分の本当の感情を曇らせてもいたのだと気づかされました。

5年目の自信、そして静かな自由

断酒を始めて、気づけば5年目を迎えようとしています。 あんなに執着していた週末のルーティンも、酔えないノンアルコールを飲む虚しさに気づいてから、自然と消えていきました。

先日、どうしても避けられない酒席で、お付き合いで一口だけビールを口にする機会がありました。かつての自分ならそのまま溺れていたでしょうが、今はコップ半分で静かにグラスを置くことができました。

それは、我慢しているからではありません。今の澄んだ心で過ごす時間のほうが、私にとってずっと価値があるものになったからです。

心のデトックスとしての断酒は、私に本当の意味での平穏をもたらしてくれました。これからも還暦、そしてその先へ。このクリアな視界とともに、自分らしい航路を歩んでいきたいと思っています。

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